ことばは化石

「書く」ことを私の人生にします。

0618

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7:58、飛び起きた。

7:45に目が覚め、8:00に設定してた目覚ましが鳴るまでベッドでまどろんでいたら、突然世界が揺れた。部屋が横に小刻みに揺れたと思ったら、体の中が全部無理やり地球に引っ張られたかのような強い縦揺れが起こった。時間的にはそんなに長くなかったけれど、本当に怖かった。これほどの揺れを体感したのも、死を思ったのも22年生きてて初めてだった。

 

すぐに母親から電話が来て、テレビをつけた。リビングにはテレビ前に飾っている人形たちが転げていた。次は好きな人から電話がかかってきた。私はひどく動揺していたのか、今どこにいる?もう大学にいるの?と聞いた。普通に考えて8時の時点で大学にいるはずがないのだが、それくらい私は混乱していたらしい。お互いの無事を確かめて電話を切った。テレビからは自分が生まれ育った町の名前が聞こえてきた。

 

京阪電車阪急電車近鉄電車もJRも止まって、大学に行くことができないだろうと判断した私はスーツを脱ぎ、ジャージを着て家の中の水と非常食をかき集め、必要なものを買いに出かけた。一日中家でぼんやりしていた。昨日の疲れからか本当に心地よく15時くらいまで眠ってしまった。

 

夜は好きな人と電話をした。この人を失いたくなくて、少しだけ泣いた。