0628 ストロベリームーン

好きな人の大学に遊びに行った。というのはちょっと不正確だ。同じ大学に通ってるけど、キャンパスが違うのだ。なんと、シャトルバスに乗っても1時間以上かかるほど離れているのである。私のキャンパスは都会の方にあるのだけど、彼のキャンパスは田舎にある。田舎だけれど広くて私は好きだ。こっちのキャンパスに進学すればよかったと今はひどく後悔している。そうすれば二人で大学生活を楽しめたのかな。

私は何度か彼のキャンパスに遊びに行っている。キャンパスをぶらひと歩き、行きつけのラーメンを食べる。今日も今日とて幸福だった。二人で歩いていると、明るくて丸い月が空に浮かんでいた。綺麗だねぇと指差して笑った。その後に知ったのだけれど、6月末の満月のことをストロベリームーンと呼ぶらしい(とても赤くは見えなかったのだけれど)。片思いの人と見ると恋が叶い、恋人同士で見るとずっと一緒にいられるというなんともロマンチックな小話まで知ってしまった。少し、嬉しい。

私と就活のスケジュールを私よりも把握していて笑ってしまった。本当に可愛い人だ。

0627

就活をしている。

最終面接を受けてみたが、これがもう大失敗。改めて自分は緊張にも弱いし、話すのが得意ではないと感じてしまう。代替がないから文句は言えないけど、面接という文化は本当に滅んでくれないかな。

そういえば、説明会で、人物をよく見ています！！と言っていた企業の社員が女子高生に痴漢をして捕まったらしい。思わず笑ってしまった。人物重視って何？

0626

去年の冬、好きだった人に遠ざけられて、今になって告白されてしまった。私はいつもタイミングが悪い。電話越しに泣かれてしまい、私は彼の数倍泣いた。恋愛においても友人関係においても、私はいつもいつもすれ違ってばかりだ。さらに大学時代に付き合っていた元彼からも縁を切る旨のLINEが届いた。なんて日だろう。

起きてからも最悪で、またベットから動けなくなった。そして夕方から泣きながら大学の課題をやった。この前大学の先生に院にはいかないのか、と勧められたけれど、とてもとてもだ。私はできると思っていたお勉強ですらまともにできないほど、頭がよくない。要領も悪い。どうやって生きていけばいいんだ。

0625

特に書くことがなくて困ってしまった。

試験が終わって燃え尽きたかのようにずっと眠っていた。本当は大学に行くつもりだったのだけれど。

部屋の掃除をした。私は整理整頓が昔から苦手で、いつも部屋が汚い。定期的に片付けなければと思うけれどうまくいかない。部屋が汚いのは精神に良くないらしい。それは本当だと思う。もっとこまめに掃除ができる人になりたい。

0624

更新が遅くなってしまった。

本日は就職試験があった。3週間連続で日曜日に朝から夕方まで拘束されるのはなかなかに堪える。ただ、試験に慣れてきたのか緊張とかは全くなくなった。(どの試験でもそんなに緊張はしなかったけど) 試験の会場へのアクセスがすこぶる悪くそこがとても不満だった。試験の出来は普通といったところ。

試験が終わってから恋人の地元まで行った。ふらふら歩いて見つけたケーキ屋に入った。イートインのスペースがあったので、せっかくなのでコーヒーも頼む。最近ケーキを食べる機会が多かったけど、久しぶりに感動するほど美味しいケーキに出会えてものすごく嬉しかった。疲れた脳に甘いものが染みる。恋人も嬉しそうでとてもいい時間が過ごせた。

恋人が高校の時、3年間クラスが一緒だった友達と「自分の好きな人に手を出す想像ができない」といった話題で盛り上がったと言っていたのがとても良かった。そして、精神的な愛はもう飽きたからそれ以外でも愛を表現するよう頑張る、と言っていた。少し恥ずかしいけど嬉しい。

その夜サッカーを見た。疲れからかすぐに眠くなって後半戦はまともに見ず、ベッドに潜り込んだ。

0623

午前中は母と買い物に出かけた。キャンメイクのマシュマロフィニッシュパウダーが割れてしまったのでそれを求めて放浪した。ほかにアイシャドウベースや気になってたケイトのダブルラインフェイカーを買った。

コスメを買うのは楽しい。毎日ばっちりするのはしんどいけど、化粧するのも好きだ。正直技術はないしあまり可愛くなった気はしないけれど、気分が上がる。好きな人や友達に会いに行く時は特にバッチリメイクする。今はシャネルのリップとマリクワのミラーが欲しい。

生理がもう14日近く続いている。いよいよ貧血になったのか、体がだるい。買い物から帰ってきて夕方まで寝込んでしまった。血が出続けるのはしんどい、早く終わって欲しい。

0622

就職試験の一次発表があった。結果は合格。素直に嬉しかった。最近休んでばかりだけれど、面接対策をやっていかなければならない。大学に行って面接練習をして、ご褒美に今日発売のオペラのリップを買った。あんまりに可愛くてびっくりしてしまった。そしてKindleで細雪を読み進めていた。

突然強い感情に襲われた。好きな人への劣情だった。言葉が欲しい。声が聞きたい。触れたい。胸が苦しくなって呼吸が浅くなる。劣情か渇望かよくわからないけれど、好きな人にひたすら会いたいと思った。離れるのは嫌だ、ずっとそばにいたい。就職して地元から出て行くことは彼から離れていくことだ。気づかないふりをしているけど、決断をする日は近いのかもしれない。